小さなチョコの大きな恋物語

『柚子は元気いいんだね。』


「んまー元気だからとりえだからね」


愛海はまた笑うと席についた。


「愛海は同じクラスだった人いないの?」


『いるんだけど…苦手な子しかいないの。』


愛海はしゅんと下を向いた。


あーかわいい子だなあ。
あたしが男だったら即惚れだもんね。


「じゃあ一緒にいる?」


愛海の顔がぱあっと明るくなる。


『ありがとう。』


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