小さなチョコの大きな恋物語

「おい、涼…まじで行くの?」


『ったりめーじゃん。』


涼はノリノリで階段を降りる。


『二人とも一組だろ?階段降りてすぐだし、行きやすいじゃんか。』


「でも…」


じめじめする俺を放って涼はどんどん降りていく。


『ついた!!三年一組。』


二人で教室の中を覗いてみる。


『三年はやっぱ大人っぽい人がいっぱいいるねー』


年上タイプの涼がにやっとする。

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