小さなチョコの大きな恋物語

『お…俺たち慎さんに用事があって…』


涼がしどろもどろに答える。


「あ、そうなんだ。」


『はい。あの、柚子さんですか?』


『そうだよ~!何で知ってるの?』


涼~!!何でそんなこと聞くんだよおおおい


『こいつから聞きました。』


涼が俺をひじでつつく。
ゆず姉が笑った。


『そっか。慎ならどっかいっちゃったよ。』


『わかりました。あと、あの人なんて名前ですか?』


涼が指を指してたずねる。


『水川愛海だけど…どうしたの?』


『いえ!なんでもないです。じゃあ…ありがとうございました。』


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