小さなチョコの大きな恋物語
『っていうかゆず姉兄貴に俺が枝チョコって言ったんだって!?』
「あ、うん。慎から聞いたの?」
『おー。ていうか見てろよ。俺枝チョコじゃなくて本当にデカいチョコの王様なるから。』
「何意地張ってるの。っていうかなんでチョコなのよ。」
あたしが笑うと、陸ちゃんも笑った。
『いーの。じゃあな!』
陸はそう言って家に帰っていった。
あたしは複雑な気持ちのまま、陸が家に入ってからもその場に立っていた。