小さなチョコの大きな恋物語

『頑張ってね♪あたしも頑張ってるから。』


愛海がにっこり笑った。
芽衣が驚く。


『愛海、陸くんにアタックしてるの?』


『メールしてるだけなんだけどね。』


『すごいじゃーん!!』


美月がにやっと笑う。

あの夜から陸とはあんまり話をしていない。


『でも陸くん結構モテるよね。』


「そうなの?」


芽衣が頷く。


『どーみても可愛いしね。しかもちょっとカッコイイからさあ。』


『この前も誰かに告白されてるの見たよ。』


「本当に!?」


『え~いやだなあ…』


愛海が不安そうにうつむく。

< 59 / 167 >

この作品をシェア

pagetop