小さなチョコの大きな恋物語

『あら~っ慎ちゃん陸ちゃんいらっしゃい。』


化粧をしっかりやり遂げた母が居間から出てきた。


『お邪魔してます。』


慎がにっこり笑う。


『陸ちゃんもやっと高校生ね~!!』


『心はもう高三ですから!!』


陸はピースしながら言った。


『あらあら、慎ちゃんと柚子と同い年なのね~』


お母さんは笑いながら居間に戻った。

< 6 / 167 >

この作品をシェア

pagetop