小さなチョコの大きな恋物語

陸はいかにもめんどくさそうな顔をする。


「愛海!!おいでよ」


『えっ…』


愛海は照れながら少しずつ近づいてくる。


『ど…どうも。』


陸は遠慮がちに声をかけた。


「うん♪」


愛海は陸と話せてなんだか上機嫌。

そんなとき、後ろから走ってくる足音。
あたしと愛海は反射的に後ろを向いた。


『兄貴!!』


『ていうかお前ら何してんだよ…』


慎があきれたような顔で近づいてきた。

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