小さなチョコの大きな恋物語

『水川。先生が探してた。』


『えっ…』


愛海は困ったような様子でおろおろした。


『大丈夫だから。戻ろ。』


慎は優しく愛海に言った。


あぁ、兄貴は水川愛海が好きなんだ。
俺は再び確信した。

ゆず姉大丈夫かな…


暗くてよく分からないけど切ない表情で兄貴を見ている…そんな気がした。


そんな顔するなよ…
何で兄貴なんだよ…

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