小さなチョコの大きな恋物語

『言ってくれたら諦めるよ。』


「はあ…」


『学年は?』


「三年です。」


『組は?』


「一組」


『名前は?』


「もう帰るんで。」


俺はくるっと背を向けて帰ろうとした。


『『待ってよ!!』』


ギャル子が叫んだと同時に向こうの方で同じ言葉が聞こえた。

声が聞こえたほうに行って乗り出して下を見てみると
柚子と知らない男がいた。

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