【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参
「なんで隠してるの!?」
私は大声で言って、勢いよく上体を起こした。直後、全身に激痛が走る。
な、なんなの!?この痛みは!!
今までに感じたことないんですけどっ!
「花蓮ちゃん、興奮しないで。体に障るわ」
亜衣さんが言う。私は仕方なく、ベッドに寝転ぶ。
「ごめん、花蓮。俺が気を付けてれば、刺されたりはしなかったのに」
奏太さんが言った。一瞬、何のことかわからなかったけど、たぶん、この痛みは刺されたからなんだ…。
刺されたら、こんなに痛いんだね〰〰。予想以上だよ!