【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参





 外に出て



 歩いていると




 見覚えのある車を見つけた。




 私が自殺しようとしていた



 あの歩道橋の下に




 黒い乗用車。





 乗用車にもたれて立ってるのは





 色黒で




 銀髪で




 端整な顔の奏太さん。





「…っくしゅんっ!」





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