【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参






「乱闘か」





 服屋の前で




 群衆が何かを騒いでいた。




「行ってみるか。




 もしかしたら瑛太もいるかもしれねぇし」






 そっか、瑛太さんも来てるんだったね。




「うん」





 私たちは



 群衆に紛れこんだ。




 群衆の真ん中で



 五人の男がもめていた。





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