【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参





「花蓮、龍太に何されたんだ!?」




 奏太さんは過保護。




 いきなり私の手を掴んで



 顔を寄せてきた。





「体、狙われたのか!?」




 どっからどう見て



 そう思ったのかな。





「いや、全然」


「…なんだー、すごく心配した」




 一年前までは




 無愛想だった奏太さんが



 だいぶ変わった。




 瑛太さん曰く



「全然変わってないけどなー」



 だそうだけど。


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