【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参






「元気の出る薬?」





 私は右手を開いた。






「あっ、キャンディ!」




 私の言葉に





 陸は目を細めた。





「元気出してくださいよ?」





 私は頷いて





 キャンディを食べた。





 イチゴ味のキャンディだった。





「どうっすか?」



「おいしい…元気、出そうだよ」




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