巫女と王子と精霊の本
―さ、さあ話を元に戻して、他にある?
『これくらいかのう…』
ーそう、ありがとう。私の方は王子にも協力してもらって、国中を探してもらおうと思うの。私も自分の足で探すつもり!
『そうかい、なら我らも情報を集めよう』
―ありがとう!助かるよ!それじゃあまた来るね!
『今度は僕の背に乗って遠出しようね!』
―うん!!じゃあね!
「じゃあ行こうか!」
「う、うん?」
セキは不思議そうな顔をしながらも私の後をついてきた。