エンプティワールド-eight hero-
マチカ組織
赤い目のルシカ
私は、気づいたらここにいた。
街の中心。
交差点の中央で、ただ一人、止まったまま。
周りは動いている。
「あ…赤になる…」
信号を渡り切ったあと、再び考えた。
私の名前は?
「なんだっけ…。」
カバンに入ってあった携帯をみた。
プロフィール項目には、
「鹿野るい(しかのるい)」と書いてあるのだが…
私は「鹿野るい」と言うのか?
ドクン…!!!
そのとき、
この聞いたことのある名前に心臓が揺らいだ。
「私」だ。
そうだ、おもいだした。
私は鹿野るい。
年齢は18だった気がする。
街の中心。
交差点の中央で、ただ一人、止まったまま。
周りは動いている。
「あ…赤になる…」
信号を渡り切ったあと、再び考えた。
私の名前は?
「なんだっけ…。」
カバンに入ってあった携帯をみた。
プロフィール項目には、
「鹿野るい(しかのるい)」と書いてあるのだが…
私は「鹿野るい」と言うのか?
ドクン…!!!
そのとき、
この聞いたことのある名前に心臓が揺らいだ。
「私」だ。
そうだ、おもいだした。
私は鹿野るい。
年齢は18だった気がする。