Four Loves
[16]存在
◇◆大貴side◆◇




「俺ら親友だろ?…………ずっと菜月の傍にいる。それが俺たちの出来ることなんじゃねえの?」






「………そう…だよね…………あたし達親友だもん……!!!!!」



九重はまだ涙を我慢しているようだった。



「だよな………俺らがいれば大丈夫だよな?」



千早…………お前も泣きそうな顔してるぞ?









俺らが泣いててどうすんだよ?




今一番辛いのは誰だ?



菜月だろ?







菜月……………ずっと傍にいるよ。



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