空はずっと繋がってるから。

───カポーン…サワサワ……リンリンリーン…



露天風呂のすぐ近くにある鹿威しの音。



風が木の葉をさらう音。



静けさに溶け込む、秋の虫の音。



ひっそりとしたメロディーが、優しく私たちを包んだ。



結構ギリギリに旅館に着いた私たち以外の人はもうお風呂を出た後で、



三人で貸し切り状態!
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