千年かけて恋をしました
俺達は それぞれに
涙を流した。
如月が呟いた。
「私は すごくありません。
勘違いで死んだのですから。
でも愛する人の家で
愛する人を思って死ねたから
後悔はありません。
・・・しかし
本当に 死 という決断が
あっていたかどうかは
誰にもわかりません・・・。
ですから・・・久道様。
あなたは自分を信じるべきです。
生きる という決断をしたあなたは
間違いではないのですから。」