千年かけて恋をしました





でも・・・

「それじゃぁ久道様が

 濡れてしまいます!」

「え・・・?」

俺は濡れても平気だ。

とにかく走って早く帰りたい・・・。

「い・・・いぃです。

 私ここで雨が止むのを

 待っていますから。」

如月が俺に傘を握らせる。

「何言ってんだよ。

 早く帰らないと・・・お母さんとか

 心配すんじゃねぇの?」




< 30 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop