千年かけて恋をしました





「でも・・・本当の

 ことなんです・・・。」

また彼女の目が うるうるし始める。

「あぁ・・・あぁもう

 わかったわかった。

 お前は千年間 生き続けたんだな。

 はぃはぃ。」

「思い出してくださいましたか!?」

「んなわけねーだろ。

 お前は生きてたとしても

 俺は千年間も 生きてねーんだわ。」

「そうですか・・・。

 でも 生きてないってことは

 ありえませんよ?

 私達は千年前から ずっと

 愛し合っていたのですから。」

「・・・。」




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