千年かけて恋をしました





いくらなんでも言い過ぎだろう。

俺はそう思って 目つきの悪い女を

もう1度 上から下まで見た。

キラッ

・・・ん?

右手に 刃物のようなものが見える。

「なんだ。久道。

 桜を守る気か。お前は最後まで・・・。

 さっさと桜から離れろ!

 さもなくば・・・殺す。」

えぇぇぇぇええええ!?

俺が殺されそうなんですけど。

「お前が死なぬなら

 妹に死んでもらう。」

「い・・・妹!?」




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