千年かけて恋をしました
『あっ。あのっ。』
先に口を開いたのは
久道様で
『じゃあ もしかして
あなた様は貴族の方・・・?』
『はい・・・。
如月 桜姫と申します。』
『こっ・・・これはっ・・・
誠に失礼いたしました!
わっ。私は本当に
無礼な真似をしてしまいっ
えっとっっそのっ・・・』
あまりにも焦っていらっしゃる様子に
失礼ながら笑いが
こみ上げてきてしまって
私は くすくすと笑ってしまいました。