俺は今日も自転車の君に恋をする





数分後、亜紀先輩は泣きやんだ。





「亜紀先輩立てますか?」





「うっ……。じ、実は…足、くじいちゃって…」





うん。なんかお決まりって感じっすね。





「じゃあ、はい」





俺はしゃがんで亜紀先輩に背中を見せた。






「え……?」






「早く乗ってください」








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