俺は今日も自転車の君に恋をする





「なんであそこにいるってわかったの?」





「なんとなく…ですよ」





本当は亜紀先輩の声だけどね。





なんかかっこつけたいじゃんか。





「亜紀先輩、迷子の子猫ちゃんみたいですね」





「そんなかわいいものじゃないしっ」





「いや、亜紀先輩はかわいいですよ?」





「んなっ…!!」





ぱしっと俺の頭を叩かれた。









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