俺は今日も自転車の君に恋をする





「な、なんですかっ!!」





「…なんとなく」





ちょっと拗ねた声で言う亜紀先輩。





「ねぇ、みな。今何時ぐらい?」





「え、さぁ?亜紀先輩、ケータイ持ってないんですか?」





「なんか、どっかに落としちゃったみたいで」






「まじですかー。どうします?探しますか?」





「うーん…、もう暗いし明日時間あるときに探しにくるよ」





「だめですってば」





「え、なんで!?」







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