俺は今日も自転車の君に恋をする




「いってぇ…」




俺は切れている腕の違うほうの手で腕を抱えた。




「ちょ、みな!!こんなけがしてるのに大丈夫だったの!?」




「あ、大丈夫ですよ」




だってさっき気づいたんだから。




「桜木くん、いくよ?歯、くいしばってね?」




俺はみっちゃんのほうを見ると…。




自分でもわかるほどみるみる顔を青ざめた。




「え?あ、い、いやだぁぁあ!!!!」




< 117 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop