俺は今日も自転車の君に恋をする




「じゃあ、桜木くんは亜紀ちゃんを部屋まで送ってってね?」




「わかりましたー」




てか、そのつもりだったし!



「亜紀先輩、どうします?またおんぶでいきますか?」




「絶っっ対やだ!!1人で歩ける!!」




そういって亜紀先輩はふらついた足取りで椅子から立ち上がって、ひょこひょこと歩いていってしまった。




「みっちゃん、ありがとー」




「いいえー」




亜紀先輩はすぐに部屋から出て行ってしまった。




「それじゃあ、俺も…」




俺は立ち上がって、亜紀先輩に続いて部屋を出ようとした…ところで、





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