俺は今日も自転車の君に恋をする
「亜紀ちゃんは手ごわいわよ?だけど…がんばりなさい」
みっちゃんがそう言った。
俺はすぐに顔があつくなるのを感じて、
「あ、ありがとうーございましたっ!!」
急いで部屋から出た。
くっそー。なんでばれてんだよ。
俺はそう愚痴をこぼしながら、亜紀先輩に駆け寄った。
そのころみっちゃんは、
「だけど、くっつくのはもう少しあとかもね?」
と怪しく笑っていることは俺は知らなかった。