俺は今日も自転車の君に恋をする




「だからな、湊はもう少し男っぽいところを亜紀にみせたほうがいいと俺は思う」




「うん」




なんか、陽太がまじめだ。




「そして俺はその湊の様子を見ながら爆笑してるわ」




「なんでやねん」




思わず関西弁でツッコんでしまった。




やっぱり陽太は陽太だよな。




「ま、その女々しい性格を直すかどうかは湊次第だから」




「おー」




そういってサッカーの練習に戻った。




< 132 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop