俺は今日も自転車の君に恋をする



「きゃー!!亜紀ー!!」



「亜紀せんぱーい!!」



などなどと女子からの黄色い声援が半端ない。



「まぁ、湊…。亜紀より男前になるのは難しいだろうけど…がんばれ」



「おー…」



俺はしょんぼりしながら亜紀先輩を見ていた。



―――。



結果、亜紀先輩たちのクラスが勝利。



まぁ、亜紀先輩の活躍だけで勝ったって感じだったけど。



「亜紀先輩!これ、もらってください!」



……。



さっきからこんな声がやまない。



そして亜紀先輩のまわりは女子だらけ。



亜紀先輩…。



どんだけ男前になれば気が済むんですか…。




< 134 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop