俺は今日も自転車の君に恋をする



やっと女子が去った…、と同時に亜紀先輩が俺と陽太の前に来た。



「よっ!!見てよ、この差し入れの山ー」



そういって両手いっぱいのあふれんばかりの差し入れを見せつけた亜紀先輩。



「亜紀はさすがだな」



「すげーっす」



「陽太たちはこれから?」



「おー。今から」



「まじでー?じゃあ見てるねー」



「見なくていい…あ…、湊は見てやれよ。こいつエースだから」



え!?陽太くん、俺そんなこときいてないよ!?



てきな感じで陽太を見ると、フッと怪しい笑みを浮かべた。



「みなエースなんだ!!じゃあめっちゃ見てるわ(笑)」



「あ、は、はい!!がんばります」



俺がそんなことを言ってると陽太が隣で爆笑していた。



…なんでやねん。



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