俺は今日も自転車の君に恋をする



あれから、亜紀先輩のチームは決勝まで残って、俺らのチームは準決勝で敗退。



イコール、亜紀先輩の試合が堂々と見れる!!



だって今までは、サッカーの練習とかでなかなか見れなかったから。



ちゃんと亜紀先輩の試合が見れたのは1番最初の試合だけで、あとはほとんどちょろっとぐらいしか見れなかった。



それで俺と陽太はグランドがよく見える位置で亜紀先輩の勇姿を見ていた。



亜紀先輩は袖を肩までまくっていて、小麦色の肌がのぞいていた。



なんて俺は変態か。



「あぁ。湊は変態だな」



って陽太が横から言ってきた。



え!?陽太、え、エスパー!?



「おまえ、声出てるし」



「まじか!!」



「おー。やっぱおまえ変態だったのか。むっつりやろー」



「そ、そんなことはねーよ?」



「そんなことはある」



あたふたする俺と、しれっとする陽太。



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