俺は今日も自転車の君に恋をする



「はぁ…」



なんで俺ってこんなかっこわりーんだろ…。



なんて、自己嫌悪。



「ため息なんかつくなよ」



と、陽太。



よ、陽太が優しい!!レアだよ!!



俺は手を広げて、陽太に抱きつこうとした。



「よう…「ため息なんかつかれたら俺まで萎えてくるだろ」



うん。やっぱり陽太が優しいなんて…。



ほんと、レアなときだけだよな…。



「陽太ぁー!!」って抱きつこうとした俺のこの手はどこにいきつけばいいのでしょうか。



渋々、腕をひっこめた。



< 141 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop