俺は今日も自転車の君に恋をする
「お前、今せっかくのチャンスだったろーがっ」
「前言っただろ?たまには邪魔するって」
「言ってたけど!言ってたけども!本当に邪魔しなくてもいーじゃんか!!」
少し涙目になりながらも陽太に訴える。
「あー、はいはいはい。すいませんねー。だったらさっさと俺の終わらせて亜紀をむかいにいけばいいだろ?」
「あたりまえだしっ」
俺は陽太に必死にわかりやすく教えた。
だけど、陽太ってばかじゃないのに…。
「なぁ、陽太ってばかじゃないよな?」
「はぁ?ばかじゃなかったら湊におしえてもらってねーよ」