secret name ~猫と私~
夕方。
午前中に準備していた会議が、定時より少し早い時間に無事に終わった。
会議室に集まった面々は、来たとき同様早足で自分たちの部署へ戻っていく。
会議も大事だが、普段の業務は滞る。
佳乃も例に漏れず、自分の周りを片付けて、部署へと急いだ。
会議前に頼んでおいた作業が、きちんと終わっていてくれることを期待しながら。
セッテが残ってくれているので、大丈夫だとは思っている。
宣伝課は今までの企画運営と広報部となんら変わりなく、よく見知った顔しかいなかったのが、大きいかもしれない。
むこうは課長も変わっていないし、こちらは佳乃の役職が変わっただけだし、互いに良くわかっていてやりやすかった。
デスクに戻れば、きちんと仕事が片付いていて、出来上がった書類が仕分けて並べてある。
座ってそれを確認しながら、家で出来そうなものはファイリングして、バッグに入れた。
おそらくセッテがまとめておいてくれたのだろう。
ところどころ貼ってある付箋の文字は、彼のものがほとんどだった。
ざっと見たところ訂正箇所もなさそうなので、最終チェックだけで良さそうだ。
午前中に準備していた会議が、定時より少し早い時間に無事に終わった。
会議室に集まった面々は、来たとき同様早足で自分たちの部署へ戻っていく。
会議も大事だが、普段の業務は滞る。
佳乃も例に漏れず、自分の周りを片付けて、部署へと急いだ。
会議前に頼んでおいた作業が、きちんと終わっていてくれることを期待しながら。
セッテが残ってくれているので、大丈夫だとは思っている。
宣伝課は今までの企画運営と広報部となんら変わりなく、よく見知った顔しかいなかったのが、大きいかもしれない。
むこうは課長も変わっていないし、こちらは佳乃の役職が変わっただけだし、互いに良くわかっていてやりやすかった。
デスクに戻れば、きちんと仕事が片付いていて、出来上がった書類が仕分けて並べてある。
座ってそれを確認しながら、家で出来そうなものはファイリングして、バッグに入れた。
おそらくセッテがまとめておいてくれたのだろう。
ところどころ貼ってある付箋の文字は、彼のものがほとんどだった。
ざっと見たところ訂正箇所もなさそうなので、最終チェックだけで良さそうだ。