secret name ~猫と私~
猫に出会ってみましょう
おかしな面接が終わり、一日の仕事も終わって、佳乃はマンションへ帰る。
すっかり夜中になっていた。
食欲はなかったが、なんとなくコンビニでヨーグルトだけ買った。
弁当までは食べる気になれず、本当ならドリンク剤で済ませたいぐらいだ。
(ご飯の事まで、聞かれたらね・・・)
しかし、なんとなく引っ掛かった質問を、思い出したから手に取る。
人の少ない店内を進み、アルバイトらしき若そうな店員のいるレジで会計を済ませた。
今日あった仕事の事を考えながら、慣れた夜道を歩いて、自宅マンションにたどり着く。
明るく照らされたマンションのエントランスからエレベータに乗り、静まりかえった廊下を歩く。
誰も待つ人のいないマンションだが、「ただいま」と言ってドアを開けた。
一人暮らしなのに、何故か“ただいま”と、“いってきます”だけは欠かしたことが無い。
すっかり夜中になっていた。
食欲はなかったが、なんとなくコンビニでヨーグルトだけ買った。
弁当までは食べる気になれず、本当ならドリンク剤で済ませたいぐらいだ。
(ご飯の事まで、聞かれたらね・・・)
しかし、なんとなく引っ掛かった質問を、思い出したから手に取る。
人の少ない店内を進み、アルバイトらしき若そうな店員のいるレジで会計を済ませた。
今日あった仕事の事を考えながら、慣れた夜道を歩いて、自宅マンションにたどり着く。
明るく照らされたマンションのエントランスからエレベータに乗り、静まりかえった廊下を歩く。
誰も待つ人のいないマンションだが、「ただいま」と言ってドアを開けた。
一人暮らしなのに、何故か“ただいま”と、“いってきます”だけは欠かしたことが無い。