secret name ~猫と私~
猫を解約します
腹を立てたまま、佳乃は開発部にもよらず、コーヒーを飲みほしてデスクに戻った。
セッテの話をしても、眉ひとつ動かさないノーヴェ。
それが一番腹立たしい。
赤面するとか、表情を変えるとか。
そんな反応があればまだ、許せたかもしれない。
『答える義務、無いです。』
それはそうだ。義務はない。
だが、世間話ぐらい普通にしたって、良いではないか。
セッテの話をしても、眉ひとつ動かさないノーヴェ。
それが一番腹立たしい。
赤面するとか、表情を変えるとか。
そんな反応があればまだ、許せたかもしれない。
『答える義務、無いです。』
それはそうだ。義務はない。
だが、世間話ぐらい普通にしたって、良いではないか。