secret name ~猫と私~
着替えついでに浴びたシャワーも終わって、テーブルの上の郵便物を取り、ソファーに座る。
髪をタオルで包みながら、年賀状を束ねている輪ゴムを外した。
(年賀状、見るの結構楽しみなのよね。)
筆まめであることは自覚しており、書くのも見るのも好きだ。
凝った年賀状が届くと、素直に嬉しかったりもする。
ただ、友人たちの写真に写っている子供が、大きくなっていて驚いた。
子供の成長は早いと感心しながら、次の年賀状を見ると、
「ん・・・?」
見覚えの無い、名前を見つけた。
見覚えが無いという事は、この人には書いていない。
書いていないのに届いた年賀状には、宛先の住所も、差出人の住所も無かった。
ただ、お互いの名前が書いてあるだけ。
佳乃の名前で届いているのだから、間違いはないのだろうが。
「誰だろう・・・」
気になって、裏をめくる。
そこにあった差し出し主の写真を見て、佳乃は目を見開いた。
髪をタオルで包みながら、年賀状を束ねている輪ゴムを外した。
(年賀状、見るの結構楽しみなのよね。)
筆まめであることは自覚しており、書くのも見るのも好きだ。
凝った年賀状が届くと、素直に嬉しかったりもする。
ただ、友人たちの写真に写っている子供が、大きくなっていて驚いた。
子供の成長は早いと感心しながら、次の年賀状を見ると、
「ん・・・?」
見覚えの無い、名前を見つけた。
見覚えが無いという事は、この人には書いていない。
書いていないのに届いた年賀状には、宛先の住所も、差出人の住所も無かった。
ただ、お互いの名前が書いてあるだけ。
佳乃の名前で届いているのだから、間違いはないのだろうが。
「誰だろう・・・」
気になって、裏をめくる。
そこにあった差し出し主の写真を見て、佳乃は目を見開いた。