secret name ~猫と私~

「三上君・・・三上真也君。」


ようやく呼べた名前。


「7なのに、三上って・・・ウケ狙いなら笑えんだら。」


『や、別に、関西人やからって、なんもかんもウケ狙っとるわけちゃうで。』


「もっと早く呼びたかったじゃんか・・・馬鹿。」


『馬鹿はアカンやろ。せめてアホにしといたって。』


「幸せに・・・なりんね。」


『当たり前やん。ジブンも、はよ方言を可愛い言うてくれる彼氏、見つけや。』


< 255 / 259 >

この作品をシェア

pagetop