secret name ~猫と私~
佳乃は顔が熱くなるのに気付いた。
夜道の街灯で照らされているし、セッテにそれを気付かれたかもしれない。
よく笑うようになったと言われたという事は、それだけセッテが自分の事を見ているという事の様な気がした。
鼓動が少し速くなる。
(な・・・なによ・・・これ・・・)
今まで誰かに、そんなことを言われた事など無い。
自分の中にある“女性”としての柔らかい部分を、誉められ慣れていないというのもあるかもしれない。
熱くなった顔が恥ずかしくて、セッテの方を向けなかった。
間違いなく、自分の顔は真っ赤になっている。
悔しいぐらい、耳まで熱い。
「俺、高村さんの笑ったとこ、ええと思うよ。」
もっと笑えばええのに~と、楽しそうに話すセッテ。
顔は見られないが、きっといつもの笑顔なのだろう。
顔を上げてみたいような、悔しくて見たくないような。
夜道の街灯で照らされているし、セッテにそれを気付かれたかもしれない。
よく笑うようになったと言われたという事は、それだけセッテが自分の事を見ているという事の様な気がした。
鼓動が少し速くなる。
(な・・・なによ・・・これ・・・)
今まで誰かに、そんなことを言われた事など無い。
自分の中にある“女性”としての柔らかい部分を、誉められ慣れていないというのもあるかもしれない。
熱くなった顔が恥ずかしくて、セッテの方を向けなかった。
間違いなく、自分の顔は真っ赤になっている。
悔しいぐらい、耳まで熱い。
「俺、高村さんの笑ったとこ、ええと思うよ。」
もっと笑えばええのに~と、楽しそうに話すセッテ。
顔は見られないが、きっといつもの笑顔なのだろう。
顔を上げてみたいような、悔しくて見たくないような。