背中を合わせて【完】
昨日の怪我は大丈夫だろうか。


目をつむって昨日のことを思い出すと、考えがどんどん広がった。



(怪我してるから今日は来ないってこともあり得るよなー。)


(昨日はギター持ってなかったし、もうここでは歌ってくれないのかも。)


(ていうか、俺の名前圭に聞いたのかなー?圭からはなんも連絡ないけど。)



「あの。」



零の心配もその一言で1つ解決された。


寝たままの体勢で目を開けると、覗き込んでいる未夜がいた。



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