背中を合わせて【完】
「ボーッとタバコ吸ってたら灰が腕に落ちてさ、熱って思ったら持ってた缶落としちゃって、未夜が起きちゃったんだよね。」



昨日のことを思い出しながら話す零。


なるほど。


その音で起きた未夜は隣にいた零を見て驚き、体勢を崩して怪我をしたというわけか。



「あんな変な格好で寝てた未夜も悪いけど、俺も驚かせちゃったから悪かったなーと思って。落ちるときだって、結局何も出来なかったし。」



未夜が怪我をしたのを、零は悪いと思っていたようだ。


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