背中を合わせて【完】
「んん...。圭?起きてたんだぁ。」



ベッドに座っていた圭の背中から女の眠たそうな声がした。



「おはよう、かりん。」



振り返ってかりんと呼ばれた女の頬に軽くキスをした。





「圭...圭...。」



何度も名前を呼ぶかりんに軽く返事をすると、かりんの両腕が伸ばされて圭の頬を包んだ。



< 117 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop