背中を合わせて【完】
一瞬零が未夜になにかしたのかと悪い想像をしたが、零はそんなことするヤツじゃないとすぐに疑うのをやめた。



「未夜が公園でいつも歌ってるじゃん。」



零の言葉に黙って頷く。


そのことは知っているけど、圭はその公園に一度も行ったことはなかった。




「一昨日初めて話かけたんだ。そしたら昨日はギター持ってこないで公園にいた。」



圭は零の話をおとなしく聞いている。



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