背中を合わせて【完】
「近くまで行ったら、未夜がベンチの上で器用に寝てたんだ。でも起こすのも悪いからそのままにしてたら、未夜が目を覚ましたときに俺の顔見て驚いてベンチから落ちたんだよ。」
ベンチに座って寝てた上にベンチから落ちるなんて、実は未夜ドジっ子なのかと想像する圭。
「未夜は俺が悪く思う必要はないって言うんだけど、やっぱちょっとは罪悪感はあるよなー。」
困ったように笑う零を見て、やっと圭が口を開く。
「事故だったんだろ?だったら零が悪く思う必要はないって俺だって思うし。」
圭の優しいフォロー。
「その怪我をしたからあいつは見学することになって、そこに俺が偶然出くわして、結果的には零の計算通りに俺と未夜は話ができたんだからいいじゃねーか。そんなこと気にすんな。」
そう零に言いながら考えていた。
ベンチに座って寝てた上にベンチから落ちるなんて、実は未夜ドジっ子なのかと想像する圭。
「未夜は俺が悪く思う必要はないって言うんだけど、やっぱちょっとは罪悪感はあるよなー。」
困ったように笑う零を見て、やっと圭が口を開く。
「事故だったんだろ?だったら零が悪く思う必要はないって俺だって思うし。」
圭の優しいフォロー。
「その怪我をしたからあいつは見学することになって、そこに俺が偶然出くわして、結果的には零の計算通りに俺と未夜は話ができたんだからいいじゃねーか。そんなこと気にすんな。」
そう零に言いながら考えていた。