背中を合わせて【完】
(いつも迷惑ばっかかけてんなー。おまえの存在に甘えてんだな、きっと。)



いつかちゃん時間をとって感謝と謝罪の気持ちを零に明かそうと心に誓った。





圭がキッチンにいる間、部屋に残されたかりんと零。


かりんとも接点のある零は気まずいと思うことなく話しかける。



「昨日夜中にあずさと彩達がうちにきてドンチャン騒ぎだったんだよー。」


「知ってる!まさかレイレイの家に行くとは思ってなかったけど、昨日夕方呑みに行こうって誘われたもん。」




昨日零の家に来たあずさと彩と那奈はかりんとも仲がいい。


中学校は違うけど、みんなよく気が合うようで頻繁に遊ぶ友達だ。



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