背中を合わせて【完】
「昨日は先約があって断っちゃったけど、夜圭にも連絡入ってたみたいだよ。」



どれだけ大人数でうちに来るつもりだったのかと、少し焦った零。


まさか圭とかりんにまで誘いの連絡を入れているとは思っていなかった。


断ってくれたかりんと圭に零は心の中で感謝する。


ふとかりんから零へ向けられた視線に気づいた。



「レイレイ。...圭と何話してたの?」



さっきまで笑いながら話していたかりんの表情は一転して真面目な顔になっていた。



「知りたい?」



ちょっと意地悪っぽく、でも優しく聞き返される零の言葉。



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