背中を合わせて【完】
いろいろと考えているうちにすぐに電車は停車する。



(俺は圭の力になりたいとは思うけど、果たして俺がやってることは正解なのかな...。)



駅からまっすぐ家に向かって歩いていたけど、途中で思い立ってちょっと寄り道をしていくことにした。


やがてあの公園が見えてくる。


昼過ぎなので、朝の公園にある静けさとは打って変わって子供達や母親たちでにぎわっていた。


そんな様子を見ながら公園の出入り口で立ち止まる。



(俺は未夜と圭をどうしたいんだろうな。)



公園を見て改めてそう思った。


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