背中を合わせて【完】
確かに好きな学校を選んで入学する高校とは違って普通の県立中学校だから、悪いことをする人ばかりではないことはわかっていた。
未夜が気になったのはその男が呼んだ名前だ。
「あんただってカス中って呼んでるじゃない。」
「まぁ俺は母校だし。なにより俺だって圭とつるんでいろいろと遊んでた張本人だからねー。」
懐かしいなぁといいながら微笑む男。
男の顔を見て、よく笑う人だなって思った。
ふと男が未夜の方を向いてうっかり目が合う。
人と目を合わせるのが苦手な未夜は慌てて視線を変えた。
「俺が未夜の名前を知ってる理由は話したからこれで話は終わり!」
未夜が気になったのはその男が呼んだ名前だ。
「あんただってカス中って呼んでるじゃない。」
「まぁ俺は母校だし。なにより俺だって圭とつるんでいろいろと遊んでた張本人だからねー。」
懐かしいなぁといいながら微笑む男。
男の顔を見て、よく笑う人だなって思った。
ふと男が未夜の方を向いてうっかり目が合う。
人と目を合わせるのが苦手な未夜は慌てて視線を変えた。
「俺が未夜の名前を知ってる理由は話したからこれで話は終わり!」